
初心者
このようなこれからブログを作って稼ごうとしている初心者さんの、「どう進めていけばいいかわからない」という悩みを解決していきます。
- ブログ売上の仕組み
- ブログ設計図の作り方
- ブログの方向性の決定
- キーワード選定の仕方
- カテゴリー設定
- どんな記事から書いていくか
など、初心者ブロガーが躓きやすいブログの進め方がわかります。
ブログ売上を上げる
さて、ブログで稼いでいくためには、当たり前ですが売上を上げていかなければなりません。
そこでブログの設計図を作る前に予備知識としてまずはどうやって売上が上がるかを知っておく必要があります。
ブログでの売上がどうやって決まるのかは下記の通りです。
によって決まります。
- PV(ページビュー)数:ブログへのアクセス数
- 商品リンククリック率:ブログから申込ページへのアクセス率
- コンバージョン率:申込ページから成果とみなされる行動の割合
- 成果報酬単価:成果に対するあなたへの報酬金額
- 承認率:発生した成果のうち承認される割合
何を言っているのかわからないという方もいると思いますので、ひとつひとつ説明していきます。
この5つの項目は非常に重要なことですので、何度も読み返し頭に叩き込んでおきましょう。
PV(ページビュー)数
PV(ページビュー)数とは、ブログのページが表示された回数の事です。
ブログ訪問者数(セッション数)と混在されがちですが、ブログ訪問者数はユーザーがブログに訪れた回数の事で、PV数とは異なります。
例えば、一人のユーザーがあなたのブログへ訪れ、5ページ閲覧した場合は、ブログ訪問者数(セッション数)が1、PV(ページビュー)数は5ということになります。
商品リンククリック率
クリック率とは、CTR(Click Through Rate )とも呼ばれ、ブログページに何人訪れてその中で何人がブログに貼ってあるアフィリエイトリンクをクリックしたかの割合の事です。
つまり、1000人がそのブログページに訪れて、その中で10人がアフィリエイトリンクをクリックした場合のクリック率は、10÷1000=1%ということになります。
コンバージョン率
コンバージョン率とは、CVR(conversion Rate)とも呼ばれますが、要はブログに貼ったアフィリエイトリンクをクリックして申込ページにアクセスしてきたユーザーのうち、どの位成果に至ったのかの割合のことです。
成果とは、例えばサービスの登録や商品の購入、資料やアプリダウンロードなどがあります。
つまり、1000人が申込ページにアクセスしてきて、その中から10人が成果に繋がれば、コンバージョン率は1%ということになります。
成果報酬単価
成果報酬単価とは、「自分のブログで商品を紹介してそこから申し込まれた場合に企業から支払われる1件当たりの報酬金額」の事です。
これは例えば、あなたがもし仮想通貨ブログを運営していて、コインチェックという仮想通貨取引所の口座開設の商品を紹介していて、そこに申し込みが1件あった場合は、そのコインチェックから1万円~2万円が振り込まれます。
これが、成果報酬単価とか、成果報酬金額という風に言われるものになります。
単純に考えれば、同じ件数成果につなげた場合この成果報酬単価が高い方が稼げるという事になりますよね。
成果報酬単価はジャンルによって違いますから、どのジャンルでどの商品を紹介していくかが非常に重要になってきます。
ちなみに「金融系・投資系・仮想通貨・転職・プログラミングスクール・恋愛・婚活・美容・ダイエット・脱毛」などが成果報酬単価が高いです。
逆に、「アプリインストール・ポイントサイト登録・VOD系」などは報酬単価が低い傾向にあります。
承認率
企業側は、実際にあった申込数に対して、1件1件精査してこの申し込みはOKだから承認しますとか、この申し込みはNGだから非承認ですのように、承認非承認を決定します。
この申込数の中から承認されたものの割合のことを承認率といいます。
例えば100件の申し込みがあり、90件が承認、10件が非承認だった場合の承認率は90/100なので90%ということになります。
以上がブログの売上を上げるために必要な項目となります。
この「ブログの売上が何で決まるか」の項目5つについて理解できましたでしょうか?
5つの項目がありましたが、最重要なのはやはりPV(ページビュー)数でしょう。
理由は、クリック率や成果報酬単価がいくら高くてもPV(ページビュー)数が全くないのであれば意味がないからです。
ブログの設計図を作ろう
予備知識が頭に入ったところで、早速ブログを作る上で非常に重要なブログの設計図を作っていきましょうか。
このブログの設計図を作るという作業をしなければ、高確率で方向性を失いますし稼げません。
ここでいうブログの設計とは何かというと、以下の項目を順番に決めていくことです。
- どんな ジャンルでブログを運営するか?
- ライバルブログのリサーチ
- アフィリエイトする商品の選定
- 目標の設定
- ブログ名の決定
- キーワードを考える
- カテゴリーを考える
- どんな記事から書いていくか?
この流れで作成することでブログの設計図が完成し、あとは記事を書くだけという状態になります。
また、ブログを作ることに慣れてきましたら、あなたのやりやすいオリジナルのやり方にしていってもいいでしょう。
ブログのジャンル選び
ブログの設計図を作る上でまず取り掛かるべきなのがジャンルの決定です。
このジャンル選びは直接収益に直結してきますので最重要事項だと思ってください。
- 得意なジャンル
- 単純に好き・興味があるジャンル
- 稼げるジャンル
上記3つを満たすのが理想のジャンルとなります。
得意なジャンル
得意なジャンルとは、例えばそのジャンルの資格があったり、そのジャンルの仕事をしていたり、長年携わっているとか愛用しているジャンルになります。
得意なジャンルですと、深く詳しい・役に立つ記事を書くことができ、その結果上位表示に繋がりやすくなります。
単純に好き・興味があるジャンル
実質これが一番重要ですね。
理由は、単純にそのジャンルが好きとか興味があるという事は、継続することが苦になりません。
継続していくにあたってそのジャンルの専門性もあがり、ユーザーの役に立つ記事が書けるようになっていきます。
すると、検索上位表示されるようになり、アクセス数が増え稼げるようになるということですね。
ですのでこの「単純に好き・興味があるジャンル」というのは非常に重要ということです。
稼げるジャンル
得意なジャンルと好き・興味があるジャンルに加えてもう一つ、「稼げるジャンルか?」ということも重要です。
つまり、そのジャンルには「報酬単価が高い商品・サービスがあるか?」ということです。
例えば、成果報酬が1件100円の商品を100人のユーザーが申し込んだら、報酬は1万円ほどです。
それが、成果報酬1件1万円ならば、たった一人が申し込んだだけで同じ1万円になります。
このように、成果報酬単価が高いジャンルほどブログの収益は上げやすいという事を頭に入れておいて下さい。
ジャンル選びまとめ
ブログでアフィリエイトするジャンルは無数にありますが、ジャンル選びのポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 得意なジャンル
- 単純に好き・興味があるジャンル
- 稼げるジャンル
この3つ全てを満たすことが一番いいですが、全てを満たすジャンルがないという方は、「好き・興味がある」>「得意」>「稼げる」の順番で選んでおけばいいでしょう。
ライバルブログのリサーチ
なぜライバルブログをリサーチする必要があるのかというと、検索で上位表示するためにはどのぐらいのレベルでブログを作らなければならないのかを確認するためです。
ここでいうライバルブログとは先ほど自分で決めたジャンルで検索した場合の上位にいるブログの事を指します。
上位ブログの何を確認するのかというと、
- サイト構造
- 記事の質
- 記事数
- デザイン
これらを確認しそれを超えられるようなブログを作れれば上位表示も可能になります。
もちろんSEOにはドメインパワーなどたくさんの細かい要素がありますが、現状上記4つが非常に重要という事は間違いありません。
実際に検索してみよう
それでは実際に検索してみます。
検索には、先ほど決めたジャンルに「ブログ」や「人気ブログ」「おすすめ」「初心者」「始め方」などを適当に付け加えて検索にかけます。
検索しましたら、上位のアフィリエイトブログ5つぐらいの「サイト構造」「記事の質」「記事数」「デザイン」をメモを取りながら確認していきましょう。
このリサーチをすることで、自分がどのレベルでブログを作っていけばいいのかがわかると思います。
面倒くさいからといってリサーチをしないと質の低いブログになってしまったり、不必要なほど凝りすぎてなかなか前に進まなかったりしますので必ずリサーチ作業は行いましょう。
アフィリエイトする商品の選定
リサーチ作業が終わり、どのレベルでブログを作るかがわかったら、次はそのジャンルでアフィリエイトできる商品・サービスを全て洗い出していきます。
「報酬単価が高い商品・安い商品」「アフィリエイトしやすい商品・しにくい商品」などアフィリエイトできる商品・サービスを全て洗い出しましょう。
そうすることで、記事に合った商品・サービスをユーザーに提供できるようになります。
初心者
アフィリエイトする商品の洗い出し方法
洗い出し方法はとっても簡単です。
そのジャンルで上位にいるライバルのブログやサイトで紹介している商品・サービスを参考にしてしまうのです。
先ほど説明したライバルブログのリサーチのように検索をかけ、検索上位ブログを探します。
見つけましたら、そのブログでどんな商品・サービスをアフィリエイトしているか確認し、メモしていきます。
アフィリエイトリンクをコピーする
しかし、このままではどんな商品・サービスをアフィリエイトしているかがわかるだけで、その商品やサービスがどこのASPで報酬単価がいくらなのかまではわかりません。
ですので、今度はそのブログに貼ってあるアフィリエイトリンク(画像・テキストリンク・ボタン)のURLをスマホなら長押し、PCなら右クリックでコピーしてみましょう。
コピーしたらどこかメモや検索窓にでも貼り付けてください。
するとURLの一部に
などの表記が出てきます。
こうすることで大体のASPがわかってしまいます。
※中にはURLに表記されないものもあります。
ASPでその商品・サービスを探す
商品とASPがわかったら、あとはそのASPに登録して商品・サービスを探すだけです。
こうすることでアフィリエイトできる商品が把握でき、どんな記事を書いていくかの参考にもなります。
アフィリエイトでおすすめのASPを置いておきますので、参考にどうぞ。
上記5つのASPに登録しておけばほとんどの商品サービスは網羅できると思います。
ブログを開設したけどASPにまだ登録していない方は全て登録しておきましょう。
ブログの目標収益を設定しよう
ブログを始めたからと言ってすぐに稼げるようにはなりません。
立ち上げたばかりのブログがGoogleに評価されるまで半年~1年ほどかかります。
いきなり「月30万稼ぐ」なんて大きな目標を立ててしまうと、理想と現実のギャップに潰されかねません。
ですので最初は目標を小さく「月3万円稼ぐ」ぐらいにしておきましょう。
月3万円安定して稼ぐのにもやはり半年~1年ほどかかるので、地道にコツコツと質のいい記事を増やしていきましょうね。
ブログ名(ブランド名)の決定
ブログ名とは、他のブログと被らないそのブログオリジナルの名前のことです。
ブランド名とも呼ばれます。
ブログ名は、何を発信しているブログなのかわかりやすいようにメインキーワード(ジャンル)を含めるのもいいですが、それよりも覚えてもらいやすいものにすることの方が大事です。
覚えてもらいやすいブログ名にすることで、ブログ名単体での指名検索が貰いやすくなるのです。
いまのSEOでの指名検索は評価基準の一つとして重要視されていますのでそのことを意識してブログ名を考えていきましょう。
ブログの認知度が上がると、SNSでブログ名を投稿してもらえたり紹介してもらえたりするので、そうなってくるとブログの評価もさらに上がります。
記事キーワードを考える
記事を書き始める前に、その記事のキーワードを考えなければなりません。
ここではあなたのブログで記事にできそうなすべてのキーワード選定を行います。
つまりブログ記事を書く前にキーワードを全てリストアップすることになります。
キーワードを先にすべてリストアップしておくことでこの後のカテゴリー分けが行いやすくなりますので面倒くさがらずにささっとやってしまいましょう。
初心者
キーワードとは?
キーワードとは、簡単に言うと「ユーザーがなにか調べようと検索窓に入力する語句」のことです。
「keyword」を略してKWと表記したりもします。
例えばあなたが「初心者だけどブログで稼ぎたい」と思った時、「ブログ 初心者 稼ぐ」と検索しますよね。
この「ブログ 初心者 稼ぐ」がキーワードという事になります。
キーワードのリストアップ手順
それでは次はキーワードをリストアップしていきましょう。
キーワードをリストアップしておくことで、どんな記事を書くかが明確になりますから必ずやっておきましょう。
キーワードのリストアップ方法は以下の手順で進めていきます。
- 軸キーワードの抽出
- 複合KWのリストアップ
- KWの取捨選択
軸キーワードの抽出
まずやるべきことは軸キーワードを考えることです。
ここで言う軸キーワードとは、あなたのブログのテーマに関連のあるキーワードの事です。
例えば「副業」に関するテーマであれば、「ブログ」「アフィリエイト」「コンテンツ販売」「仮想通貨」などが軸キーワードとなります。
ここでは思いつく限りの軸キーワードを出しておきましょう。
複合キーワードのリストアップ
軸キーワードを出し終わったら、その軸キーワードの複合キーワードをリストアップしていきます。
複合キーワードとは、「ブログ 始め方」や「アフィリエイト 初心者 ジャンル」など2語以上のキーワードから構成されるキーワードの事です。
この複合キーワードをリストアップするために、先ほど抽出した軸キーワードをキーワード取得ツールにかけていきます。
おすすめのキーワード取得ツールはこちら↓
- キーワードプランナー
- ラッコキーワード
- Ubersuggest
このキーワード取得ツールの検索窓に1語の軸キーワードを入れると、軸キーワードに関連したキーワードが表示されます。
その中で検索数の多いものから順番にリストアップし、Excel や Google スプレッドシート等に入力していきましょう。
キーワードの取捨選択
複合キーワードがリストアップできたら、次はそのリストアップした複合キーワードでどんな記事が書けるか?ということを考え取捨選択していきます。
- 同じ内容の記事になりそうなKWは切り捨てる
- 関連性の低いKWは切り捨てる
- 検索ボリューム100以下は切り捨てる
- 検索数は少ないが成果に繋がりそうなKWは記事を書く
- 足きりラインの設定
このようにして膨大な数の複合キーワードを取捨選択していきます。
検索数の多い軸キーワードの複合キーワードだと、膨大な数になってしまう事があります。
ブログのカテゴリー分け
記事キーワードを出し終わったら、今度はその記事をカテゴリーごとに分けていきます。
カテゴリー分けする理由は、数多くある記事をまとめて整理し、ユーザーにとって興味のある記事へと簡単にアクセスできるようにするためです。
それによりブログのPVがあがりSEOの評価も高まるでしょう。
つまりカテゴリー分けをすることにより、
- Googleクローラーに対してブログ構造を明確にする
- ブログの利便性向上に伴いPV数アップ
これによりGoogleの評価を高めることになります。
その結果SEO上でも有利に働きますので、このカテゴリー分けは非常に重要なことがわかったでしょうか。
それでは、実際にカテゴリーを考えていきましょう。
軸キーワードからカテゴリーを考える
カテゴリーをの決め方としましては、先ほどのキーワード選定でリストアップしたキーワード、主に軸キーワードを基本として分類していきましょう。
もちろん1つのカテゴリーの中には、関連性の高い記事が入ります。
先にキーワードをリストアップしているので、それを関連性がある記事同士に分類するというわけです。
カテゴリーのバランス
カテゴリーを作るときは、1つのカテゴリーの中にある程度の記事数が入るように構成しましょう。
例えば、ブログにカテゴリーが20あり、1つのカテゴリーに1記事か2記事ずつしか入ってない構成だとバランスが悪いですよね?
1つのカテゴリーにどのぐらいの記事数を入れるのが正解なのかは、多少意見が分かれるところではありますが、1つのカテゴリーに5記事以上入れる構成を推奨します。
それを踏まえてカテゴリーを作っていきましょう。
どんな記事から書き始めればいいか
キーワード選定をし、カテゴリー分けもしたけどどのキーワードの記事から書いていけばいいかわからないって方もいらっしゃると思います。
そこで、ここではどんな記事から書いていけばいいかについてです。
記事には大きく分けて二つあります。
それは、「集客用の記事」と「収益用の記事」になります。
どんな記事なのかは、なんとなく文言から推測は出来ると思いますが、どちらの記事から書き始めるかというと「集客用の記事」から書いていくのが重要です。
集客用の記事とは?
それでは「集客用の記事」ってどんな記事なのかというと、これは検索流入などから人を集めてくる目的で書く記事の事です。
例えば、ダイエットに関するブログで記事を書く場合、
- 「ダイエット 正しい やり方」
- 「ダイエット メリット デメリット」
- 「ダイエット 食事」
などのキーワードで記事を書き、ダイエットに興味のある人を集めます。
収益用の記事とは?
収益用の記事ってどんな記事なのかというと、これは商品やサービスの紹介をメインとした記事の事です。
先ほどのダイエットブログで例えると、
- 「ダイエット サプリ おすすめ」
- 「ダイエット グッズ おすすめ」
- 「ダイエット プロテイン おすすめ」
などのキーワードで書いた記事が収益用の記事になります。
集客用記事と収益用記事のバランス
売上を上げるの項で、PV数が一番重要だという事をお伝えしました。
いくら収益用の記事を量産しても見てもらえなければ稼げません。
ですので、集客用の記事でPV数をあげ、収益用の記事へ誘導していきましょう。
では、どのぐらいのバランスで記事を書いていけばいいのかと言いますと、集客用の記事10記事に対して、収益用の記事が1記事ぐらいでちょうどいいと思います。
収益用の記事は量産したからといって稼げるものではありませんから、集客用の記事できちんとPV数をあげ、いかに収益用の記事へと誘導できるかがポイントとなります。
おわりに
これでブログの設計図が完成することでしょう。
あとは記事を書いていくだけになりますので、まずは設計図を作ることから始めてみてください。
この記事がお役に立てれば光栄です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
シュガーでした。